「いけ」+「しゃあしゃあ」

将棋を指す人ならご存知だと思いますが、王将が詰みになる前に「もう勝てない」と分かった時には「投了」をします。
この「投了」にも形があって、上手な人は先まで読み切っていますので早めに投了しますが、私のようなへぼは手が読めないのでひどい形になって初めて投了となります。
将棋は囲碁と違って、負けた方は最後の形がぼろぼろになっているのが普通ですから、そういう見苦しい形になる前に負けを認めるわけです。
昨日の民主・自民・公明3党の党首会談は非常に残念な結果でした。
野田総理は「環境が整えば解散する」のだと言います。では、その環境が整うとはどういう状態かといえば、(1)特例公債法案の早期成立(2)選挙制度改革の実現(3)社会保障制度改革国民会議の早期設置だというのです。
朝日新聞の社説では『要求するばかりで相手の求めにはゼロ回答では、話し合いは成り立たない。』『「0増5減」法案を自民党が提案しているのに、あれこれ理由をつけて審議を拒んできたのは、ほかならぬ民主党ではないか』とばっさり切り捨てています。
広辞苑によれば、「しゃあしゃあ」とは『羞恥心がなく言動があつかましいさま』とあります。
野田総理の言動は「しゃあしゃあ」に、さらに強調の接頭語「いけ」をつけたとしても到底及ばないレベルように私には思えます。
野田内閣は、今回の組閣において国会召集前に早くも法務大臣が辞任へ追い込まれるようなぼろぼろなありさまです。
誰の目からも「投了」すべきなのです。ところがその機が分からず、最後の最後の詰みまでいかないと「もう終わっている」ことが分からないのですね。