一院制で大丈夫か?

参議院の選挙公約として一院制を打ち出す政党がでてきています。私は、それで本当に大丈夫かと思うのです。
一般的には、アメリカのような多民族国家は様々な考えの国民がいて、一つの考え方で一気に突っ走るという可能性が低いため一院制でも大丈夫だが、単一民族国家は国民が何かの時にひとつの方向に進んでしまうので二院制がよいとされています。
私は、民族の多さ少なさというよりも多様な意見を許容できる社会かどうかがポイントなのだろうと思いますし、さらに言えば、多民族国家かつ多様な意見を許容する国家アメリカでさえしばしば国をあげて熱狂することを承知しておくべきだと思います。
わが国は、もし太平洋戦争開戦となれば勝てる可能性はかなり低いだろうと議論されていながら、議会でもそれを止めることができませんでした。ましてや一院制ではとても無理だったろうと思うのです。
したがって、一院制を志向するのではなく、二院制をきっちり機能させる仕組みをつくること、議会の議論を活発化して多様な意見を戦わせることが重要です。今こそ議会の重要性を議会の側が自覚しなければならないのだと思います。