「山の日」に思う

20160809宇奈月ダム8月11日は「山の日」です。
ほとんど人が行かない山の話です。
林道から右に分岐する送電線の巡視路があり、私はいつもそれを利用させてもらっていました。
巡視路ですから山頂に向かうのではなく、どこまでも山腹を巻いていきます。
人知れずこの道を定期的に歩く人がいるのだと思うと、何となく連帯感めいたものを覚えました。
そもそも送電線を敷くのは途方もない仕事です。送電線が伸びているのを見ると、あの下を重荷に喘いで登る人の苦闘を感じます。
一方、私は山中で送電線に助けられることがしばしばありました。送電線と山道がクロスする地点で地図上の自分の位置を確認出来るのです。もっとも今の地図は送電線を記載しなくなってしまいましたが。
巡視路を歩いたり、送電線で位置確認をして一喜一憂した人などまずいないことでしょう。
私にとって「山の日」は、山を仕事場にする人の苦労に少しばかり思いをはせる日、そんなことを思いました。

コメントは停止中です。