防災」カテゴリーアーカイブ

『昭和19年 東南海地震』報告書

帰宅すると、名古屋大学から郵便物が届いていました。
刊行を待ち望んでいた名古屋大学減災連携研究センターの報告書『昭和19年 東南海地震』でした。
この地震は、昭和19年12月7日13時35分40秒に三重県沖で起こったマグニチュード7.9の地震です。
太平洋戦争の最中で起こったこともあり、その存在そのものが知られていませんでした。また、戦争末期の食糧や物資の非常に乏しい時代であり、国や他地域からの救援が期待できない時期でもありました。
被災者の方々の悲痛さ困難さはいかばかりだったでしょうか。
東海、東南海、南海地震が想定される今日、同報告書の価値は極めて高いものと言えます。
報告書発刊に当たられた関係者の方々の地道な努力に心から敬意を表します。

松戸市中央消防署新庁舎完成

今日は、『松戸市中央消防署新庁舎開署記念式典』に参加させていただきました。
旧庁舎が昭和42年建設だっただけに待望の新庁舎です。
設備も最新となり、72時間連続稼働できる自家用発電機2機が屋上に設置されていました。
また、東日本大震災で経験した燃料不足に対応するために、災害出場車両の約7日分の燃料が確保されました。
写真は、そのスタンドです。
2020年には「ちば北西部消防指令センター」も運用開始となります。
また、市民・県民の安全安心が大きく前進しました。

「防災タウンページ」届く

新しいタウンページと一緒に『防災タウンページ』が届きました。
もう2年前の平成28年ことです。
東京都が『東京防災』を発刊した時のインパクトは強烈でした。
かなり立派な体裁で無料配布です。
たまたま東京へ出張で来ていた知人が「うちの店でも配布していました」と我が家に届けてくれました。
そこで、県の防災担当課に「千葉県でも出せませんか?」とお願いしたのです。
ところが、予算が大きすぎて千葉県ではとても無理とのこと。
そこで「タウンページに載せます」ということになりました。
ところが、タウンページの本体の中に掲載されたのでほとんど目立ちませんでした。
今回は別冊の小冊子です。これなら手に取ってもらえます。
本にすることが目的ではなく、あくまで開いてみていただくこと、活用することが大事なのですから。

最大台風による高潮浸水想定

昨日、千葉県を最大規模の台風が襲った場合、どの程度の高潮浸水が発生するかが公表されました。
国内最大の室戸台風の強さ、伊勢湾台風の速度という想定で、千葉県は6メートルの高潮となります。
私は東日本大震災直後の2011年6月議会で、高潮対策を取り上げました。
『(略)伊勢湾台風当時よりも高潮被害の危険性は高まっていると見なければなりません。その証拠に、2005年8月には、2500人を超える死者、行方不明者を出し、16万戸の家屋浸水をもたらしたハリケーン・カトリーナがアメリカを襲い、2008年4月には13万8000人の死者、行方不明者を出したサイクロン・ナルギスがミャンマーを襲い、2009年8月には台風8号が3日間で実に3000ミリという考えられない大雨を台湾南部にもたらしました。
 そこでお伺いいたします。
 第1に、本県の高潮対策はどういう想定で立てられているのか。また、ハリケーン・カトリーナ以降に見直しがされた部分はあるか。
 第2に、防潮堤、水門、陸閘など、施設の老朽化の状況はどうか。また、老朽化した施設の改修計画はどうなっているか。
 第3に、高潮ハザードマップは作成されているのか。洪水による浸水と高潮の複合的なハザードマップが必要と思うが、どうか。
 第4に、高潮防災についての普及啓発についてどう考えているか。』

このたび、私の質問した高潮の想定がようやく公表されました。
高潮の怖さは、河川氾濫と異なり時間が経過しても弱まらないところにあります。海の水は無尽蔵なのです。是非、高潮にも関心を持っていただきたいと思います。

千葉県の最大津波は

今日の朝刊各紙は、千葉県が公表した1000年に1度の大地震で「最大クラスの津波」が発生した場合の浸水想定を報じました。
それによれば、1500ヘクタール以上の浸水面積となるのが4市2町、県全体で28612ヘクタールに及ぶとのことです。
海のない我が松戸市でさえも、河川敷には浸水するとされており、川を遡上する津波の凄まじさを再認識しました。
心配なのは、やはり津波到達時間です。この想定では最大津波水位の到達時間しか出ておりませんが、東葛地方の船橋市、市川市が160分超なのに対し、房総半島南部では3分から19分とされています。
避難場所や避難経路の見直しも当然必要でしょう。しかし、それだけではなく、津波の到達時間をいかに遅らせるかというハード面こそ重要です。
防潮堤の増強や防潮林の配置も再検討しなければなりません。