絶対おかしい95兆円超の概算要求(第323回)

22年度概算要求で民主党政権が出してきた数字が95兆円で、さらに数字に含まれていない事項要求なるのものがるのだと言います。
これは絶対おかしいと言わざるを得ません。
選挙のとき、私は民主党マニフェストを実行すれば途方もない金が必要となり、結局増税するか莫大な赤字国債を発行するしかないと批判しました。
ところが、民主党は予算の無駄を省けば実現可能だと主張しました。
しかし、実際には民主党の各大臣はムダへの切込みがまるで出来ず、マニフェストの分だけ予算を上乗せしただけでした。
今回の概算要求では、どうあっても50兆円を超える赤字国債の発行をせざるを得ない金額です。
借金をして国民に配ると言うのなら誰にでも出来ることですし、それこそ政治でもなんでもありません。
つまり、民主党の「無駄を省けば実現可能だ」という主張がやっぱり嘘だったことが判明した訳です。
ただし、残念ながらだまされたと気づいたときには時すでに遅し。民主党が圧倒的な多数となっていました。
この構図から考えると、鳩山さんの言う予算の複数年編成もいかがわしく思えます。
つまり、一年目での予算編成のひどさをごまかして次年度へ先送りする手法のように見えるのです。
年度末になると、次年度へ繰り越したほうが予算執行上ムダが少ないという事業は出てきます。
それはその通りなのですが、同時に予算編成が複数年になれば、予算執行が複雑になり監視の目もごまかしやすくなります。
言わば諸刃の剣です。
民主党が選挙戦で主張してきたことが幾つかあります。
一つは「脱官僚」です。
これは前回10月25日の「ふじいの独り言」で触れたように郵政社長に元大蔵次官をすえることで見事に裏切ってくれました。
そして今ひとつは「無駄を省く」です。
これも今回の概算要求で見事に裏切ってくれました。
さて次の裏切りは一体何か?
今はまだ政策を何も実行していない段階なので期待感によって支持率はさほど落ちていません。
でもこれ以上国民を裏切り続けると・・・。