私の中高時代よりも狭い部屋(第490回)

今日の毎日新聞朝刊に『児童養護施設 1部屋の定員1/3に』という記事があり、ようやく「児童福祉施設最低基準」の抜本改正に動き出したかと思った。
これまで児童養護施設の居住定員と面積は「1部屋15人以下、1人あたり面積3.3平方メートル以上」とされてきた。
実は、定員は戦後間もない昭和23年からずっと15人以下のままだった。
1人当たり面積は1997年から今日まで2.47平方メートル以上とされてきた。
特別養護老人ホームの1人当たり面積は10.65平方メートルに改善されても児童養護施設の面積見直しはなされずにいた。
特養ホームの方は、定員も1部屋4人から個室化が進められてきたにもかかわらず児童養護施設の方は見直しが放置されてきた。
記事では一人当たり面積が見直されることには触れられていない。
もしかしたら面積は3.3平方メートルのままなのかもしれない。
ちなみに私は、昭和45年から昭和48年までの4年間、すなわち中学1年から高校1年まで、4人部屋・1人当たり面積4.15平方メートルで暮らしてきた。
そういう下宿生活だった。
プライバシーという言葉など存在するはずもなかった。
児童養護施設の子どもたちの多くは、今から40年前の私の暮らしよりも狭いところで暮らしている。
何とかしてあげたいと切実に思うのである。