月別アーカイブ: 10月 2021

千葉に「幽霊病床」はあるか?

岸田総理が発表した新型コロナウイルス対策の柱の一つが「幽霊病床」の解消でした。
9月24日の千葉県議会で、私が取り上げたのも「幽霊病床」の問題でした。
私はこう質問しました。
「東京都では、コロナ患者の受入状況の調査で全く受け入れていない病院もあったようだが、本県では空床の状況をどう把握しているのか」
これに対して「受入患者の状況等については、医療機関からの報告等により日々把握している」「多くの医療機関においては病床数に応じた患者を受け入れていただいている」「一方で、受入れが低調な医療機関がある場合には、個別に状況を確認することとしている」「その結果、専用病床数の維持が困難な場合には、受入れ可能な病床の報告数を減じるなど、実態に即した病床数となるように調整をしている」
やはり、千葉県にも「幽霊病床」はあるのです。それをどうやって速やかに調整できるかが問題です。
稼働率8割など目標を明確にして、医療機関との連携をさらに強めるよう求めてまいります。

難しい二酸化炭素削減


千葉県9月補正予算案に、2つの二酸化炭素削減施策がありました。
一つは、道路や都市公園の屋外照明灯をリース方式で一括してLED化を進める事業。
二つには、家庭の太陽光発電設備導入促進事業です。
県の説明では、前者は二酸化炭素排出量を年間7500トン減らすことができ、維持管理費は2500万円安くなるとのこと。
後者は、4500万円の補助ですので、その分、補助を受けたご家庭は、別のことにお金を使えることになります。
すると、問題は、浮いた合計7千万円が何に使われるかです。
これが二酸化炭素排出に使われては元も子もありません。しかし実際には、この7千万円で何を買うにしても、それは基本的に二酸化炭素排出によって産出されたものでしょうから、丸々7500トンの排出量削減という説明には無理があります。
また、後者の施策は、太陽光発電設備を設置できるご家庭が恩恵を受けるものですから、今一つ釈然としません。
現代の科学技術レベルでは、やむを得ないということなのでしょうか。

まったく減らぬ「飲酒運転事故」

6月28日、八街市立朝陽小学校の児童5人が飲酒運転トラックにはねられるという、あってはならない事故が起こってしまいました。
これに対し「通学路の徹底した安全対策を求める緊急要望書」を知事に提出したことは、7月1日の本ブログに書いた通りです。
問題は、事故発生後、千葉県の飲酒運転は減ったのかです。
あの飲酒運転死傷事故が、毎日のように新聞やテレビなどで報じられ、当然、飲酒運転が減っているものと思うはずです。
ところが、事故後の一か月間の飲酒事故を千葉日報で確認すると、想像以上の事故数の多さでした。
7月1日は四街道市、7月2日は船橋、八街市。すでにここで八街市で事故です。3日は千葉市中央区、4日は流山、山武市。30日の松戸市まで合計27件の事故が発生していました。
これは飲酒運転の数字ではなく、飲酒運転により事故を起こし、それが千葉日報に掲載された件数です。
結局、あの悲惨な事故に関係なく、飲酒運転は続けられているのです。これをどうやって根絶へ向けて進めていくか、今まさに真剣に考えています。

新型コロナ感染症と千葉県文化行政

9月県議会において、千葉県文化振興財団が受けた新型コロナ感染症の影響について質しました。
同財団が指定管理する千葉県文化会館と東総文化会館の令和2年度の利用件数は974件。これは前年度と比べて、利用件数で1512件、利用者人数にして53万人もの減少です。
千葉県の誇る「千葉県少年少女オーケストラ」も活動休止となり、1年間の集大成である第24回定期演奏会も中止となりました。
オーケストラのメンバーは毎年卒業していきますので、その落胆はいかばかりだったかと思います。
財団の貸借対照表によると「一般正味財産」は、令和元年度が9859万3053円だったのに対し、2年度が9291万4044円、3年度は7332万1287円と、実に約2千万円も落ちています。この数字の裏には、多くの文化関係者の苦悩があるのだと痛感します。
文化芸術振興についてもしっかりと目配りをしてまいりたいと思います。

「Sネット」その後

東日本大震災後の2011年6月議会で、房総半島沖の津波監視体制の強化を訴え、津波浸水予測システムが稼働することを本ブログでも取り上げてきました。
その上で、9月定例県議会において「Sネット(津波浸水予測システム)」のその後について質しました。それは、東京五輪前に実施されているはずの予報業務がなされていなかったからです。
9月24日の本会議での私の質問に対する答弁は
「海岸ごとの津波の高さ、到達時刻、浸水範囲と深さを予測するシステムを整備してきた。現在、効果的に活用するための研修会や訓練を積み重ねている。市町村への予測結果の提供については気象庁と協議を進めている」
要するに、システムは稼働しているものの気象庁から予報許可が下りていないという訳です。
県民の安全安心のために、一日も早いフル稼働へ向けてしっかりと取組んでいただきたいと思います。
(※ 写真は、Sネットの実際の画面です)